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修論を出した。なんというか7年経ってはじめて大学らしいことをした気がする。音大らしいことなら山ほどしたけど。

学部入学のころは、修士の修了要件は作品だけで良かった。それが僕の院試の直前に論文が加わって、あわてて題目を考えさせられた。作品みたくエイヤッとはできないので、院進してからはちまちまと文献を繰り、こもる日々だった。本当にこもってばかりいた。そうやって3年過ごして、まあなんとかなるものだなと。

どうも自由に生きて過ぎる気がするけど(そして多くの人は気もするどころじゃないだろうと突っ込まずにはいられないと思うけど)そんなことは知らんのだ。そんな反省でコロっと変わるならここまで粘り強く学生なんぞ続かんのだ。どこかの時点から人生をやり直そうが、狂いやすい自分に内外両面から一番必然性を与えられるのは結局今のルートなんだろうと思う。まわりへの迷惑のかけ方も含めて。そういうことは在院中何度となく思ったし、そう思うほうが一番責任がとれる。